2024年3月19日(火) 12:43 JST

体験談


英語が聞き取れるようになり、単語もどんどん覚えています!

 英語を初めて中学校で学んでから、どれくらい期間がたっただろうか?  最初に習った“This is a Pen.”“I have a pen.”を最初に教えてくれた先生の顔を新鮮に今でも思い出します。

 しかしながら、中学校で3年間、高校で3年間、専門学校で2年間学び、テストの点はそこそこ取れていても、一向に英語が上達した、という実感はありませんでした。会社に入ってから、その仕事の現場でCNNをリアルタイムで聴き、世界の流れを直接理解する必要が出て来ました。そうでなければ、リストラです。
 そんな折りに紹介されたのがデジ速です。デジ速理論では、英語(語学)の上達が難しいのは2つの理由によると説明されています。
 1つは、英語の高周波の音を聴ける耳が出来ていないということ。耳が英語の音を聴けていないというのですから、これには驚きました。聴けていないのだからしゃべれないのも当然です。それまでは音そのものに関心を持ったことがありませんでした。英語の音が、日本語と違って、2キロヘルツ~10数キロヘルツ以上の音でしゃべられているとは知りませんでした。

 これだと、高周波の出ない安いラジカセで、いくら英語の音を聴いていても、英語を聴いていることにはならないというのです。そのことを学んで、自宅の音響設備を、最低でも20キロヘルツくらいまでは綺麗な音で出るようにバージョンアップしました。音質の80%は基本的にスピーカの性能で決まるということなので、高音まで綺麗な音の出るスピーカを準備して、ラジオ、TV、CDプレーヤ、スカイパーフェクトTV(衛星放送)のオーディオ出力として利用することにしたのです。するとどうでしょう。英語の音とは、こんなに脳を刺激するように、高音が出ていたのかと思うほど、高い音まで出ているのに気付きました。英語を聞いているだけでも、脳に元気を与えられる感覚がするのです。  デジ速理論で、解決しなければならないもう1つの原因として挙げているのがスピードです。英語は通常の日本語の2倍くらいのスピードで話されていると言うのです。それで、英語のスピードに、日本人の耳が追随出来ないのです。聞き取れないから、速く聞こえるのかと思っていたら、実際にテンポの速い言葉なのだということが分かりました。

 そこで、デジ速で、4倍速くらいで英語を聴いていると、日本語の2倍くらいでしゃべられている英語でも、王貞治とかイチローが“ボールが止まって見える”というように、“英語の音が止まって見える”ような感覚となり、英語の高速なしゃべりに耳が付いていくようになる、と言うのですが、初めはホントかな、という感じでした。ところが、実際、デジ速を始めて1週間ぐらいで、今まで全然ついていけなかったCNNの英語のスピードにも付いていける感覚があり、非常に驚きました。

 デジ速に出会ってからの私の英語学習法は、毎朝21分間のデジ速を聴いた後、BSあるいはスカイパーフェクトTVのCNNを見ます。NHKのBS7チャンネルは、多言語でニュースを放送しています。ニュースなので、英語自体はそれほど理解出来なくても、映像からだいたい何が起こっているかは分かります。こういう事件の時は、どんな風に言うのだろうか、と聴いていると、1つ2つ意味の分かってくる単語が出てきます。とにかく、まず、1篇の音楽を聴いているように、ニュースの音を楽しんで聴くようにしました。  日本語で会話をしている時も知らない単語が出て来ると、「今何て言ったの?どんな字を書くの?」と聞きながら、新しい語彙を身につけています。同様に、デジ速で耳が良くなって、音が分かってくると、CNNを聴きながら、音は掴めても意味が分からない単語が出てきます。その時、ニュース全体から意味を推測しながら、必要に応じて辞書で確認して行きます。

 すると、最初は本当にわずかしか分からなかったCNNが、だんだんと獲得していく語彙数も増え、3カ月ほどで9割近く分かるようになって来ました。1日平均すると10個くらいずつ新しい単語を獲得して、3カ月で1000前後の新しい単語を覚えたようです。数的にはそれほど多くないと思いますが、教科書で覚えた単語ではなく、日常聞く生の音から、獲得した単語なので、1つ1つの単語が身体に染み付いています。単語の覚え方も、最初は1~2語ですが、覚えている基礎語彙数が増えてくると、だんだん新しい単語も覚えやすくなり、獲得する語彙数もさらにどんどん数が増えて来ます。そして、ますますニュースを聴くのが楽しくなって来ます。  テープの教材とかは、どうしても、死んだ情報なので、飽きが来ることがありますが、生のニュースは、今起こっていることなので、とても新鮮で興味も持てるので、教材としてはとてもいいと思っています。昔からFNNやCNNを聞き流して英語を身につけるという方法があり、私も一時期試してみたことがありますが、聞いていてもさっぱり分からないので、結局長続きしませんでした。  デジ速を続けながら、英語放送を聴くと、違うのは単語が聞き取れるようになる、という点です。以前は、CNNとか聞き取れるようになるのは絶対に不可能のように思えていたことが、自分の耳できちんと聞き取れていることが不思議でなりません。英語の音が掴めるようになっているのです。あれ、こんなに聴けるようになっている、と何度か階段状に成長している自分のヒアリング力に驚いています。

 私の勤める会社は自動車関係なのですが、世界のニュースの視聴は仕事の上でも役立ちますし、先日は外国人との打ち合わせで、ニュースを話題に世間話をしている自分自身に驚いてしまいました。私の話す英語はまだまだブロークンの域を出ていないのですが、相手の言うことが分かるので、対等の話が出来るのです。  それまで、ネイティブと話していて嫌なのは、こちらには十分な知識があるのに、それを表現出来ないため、まるで幼稚園児のようになってしまい、低く見られてしまうことでした。彼らは表現されたものでしか評価しませんから、対等の相手とは見てくれないので、イライラしてしまいます。

 これまで、特別の教材を使ったり、単語帳を作ったりという手間ひまの掛け方はしませんでした。ただ、毎朝21分のデジ速を聴き、その後でBSなどの生のニュースを視聴しただけです。もっと短期間でやろうと思えば、教材のCDなどをデジ速に掛けて聴くという方法もあったようですが、そこまではしませんでした。何しろ朝の忙しい時にやるので、長い時間はとれないのです。  デジ速を聴くのは、朝、頭をすっきりさせてエンジン全開にするという点でも有効でした。それだけでも、すごく良かったと思っているのに、英語まで話せるようになってすごく得した気分です。  

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最終更新日: 2007年3月13日(火) 12:09 JST; 3,221 閲覧件数 印刷用画面